10
日、
市場が
注目したのは、
来月任期を
終える日銀の
黒田総裁のもとでは
最後と
なる金融政策決定会合。
その結果は
大方の
予想どおり
現状維持となりました。
会合を前に市場の一部では、日銀が政策を修正して金利の上昇を容認するのではないかとの思惑もあり、これが最近の銀行や保険などの株価を押し上げていました。
しかし10日昼前に日銀が現状維持を決めたと伝わると、こうした金融関連の銘柄が大きく売られ、日経平均株価は下げ幅を拡大。取り引き終了にかけて500円を超えました。
市場の関心は、日本時間の10日夜発表されるアメリカの雇用統計に移っています。
アメリカではFRBの利上げペースが加速するのではないかとの見方が強まっていますが、金融政策の先行きを見極める上でも、10日夜発表されるアメリカの雇用や賃金などのデータに注目が集まっています。