フランス南部ガール県で開かれたドッグレースの会場で、ミートボールを食べた犬3頭が死ぬ事件が起きました。検察や警察は、何者かが毒を混入した疑いがあると見て調べています。
同県ニーム検察の13日の発表によると、事件は同地で開かれた犬のクロスカントリー大会で12日に発生。警察が通報を受けて駆けつけたところ、犬3頭が死んでいて、もう1頭は深刻な状態でした。
これまでの捜査の結果、死んだ3頭はこのイベントの会場でミートボールを食べ、約15分後に具合が悪くなっていたことが分かりました。もう1頭はミートボール1個をなめただけでした。
ミートボールの中からは黒いペレットが発見され、当局が成分を調べています。付近を捜索したところ、ほかにもミートボールが発見されました。
レース会場にいた獣医師は、直ちに毒物が混入された可能性を指摘。捜査当局は動物虐待事件として捜査に乗り出しました。動物虐待の法定刑は禁錮5年、罰金7万5000ユーロ(約1000万円)。