イギリス政府は、安全保障上の観点から中国の専門家などを育成するための予算を倍増すると発表しました。
イギリス政府が新たに見直した安全保障の基本方針では、中国の台湾や南シナ海を巡る政策などを例に挙げ「国際秩序の在り方に挑戦的だ」と危機感を示しました。
また、国の安全を維持しつつ、中国と効果的な関係を維持するため外交官らの中国語や軍事などの専門知識を向上させる予算を倍増させると発表しました。
一方、在イギリス中国大使館は「中国を“挑戦的”とする内容は中国への攻撃と中傷で断固、受け入れられない」としています。
テレグラフ紙によりますと、イギリスの安全保障の基本方針に台湾に関する記述が盛り込まれたのは今回が初めてだということです。