気象庁が8
日、
次の
巨大地震に
注意を
呼びかける「
南海トラフ
地震臨時情報」を
発表したこと
などを
受けて、
岸田総理大臣は、
対応に
万全を
期したいとして、9
日から
予定していた
中央アジアなどへの
訪問をとりやめることになりました。
岸田総理大臣は、9日から4日間の日程で、カザフスタン、ウズベキスタン、それにモンゴルを訪問し、中央アジア5か国との首脳会合や個別の首脳会談などに臨む予定でしたが、8日の地震発生を受けて、対応を再検討していました。
政府関係者によりますと、岸田総理大臣は、今回の地震での被害状況の把握や復旧など、災害対応を最優先したい考えです。
また、気象庁が次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」を発表したことを受けて、巨大地震が必ず発生するとは限らないものの、行政側の態勢構築などにも万全を期したいとして、3か国への訪問をとりやめることになりました。
岸田総理大臣はこのあと長崎市で行う記者会見でこうした方針を明らかにするとともに国民に対し冷静な行動と万が一に備えた点検などを呼びかけるものとみられます。
政府は、中央アジア5か国との首脳会合を含め、可能なものはオンラインで実施したい考えです。