パリオリンピックは大会16日目の10日、陸上女子やり投げの北口榛花選手がフィールド種目では日本の女子選手で初めてのメダルとなる金メダルを獲得しました。
この結果、日本が獲得した金メダルの数は17個となり、競泳の北島康介さんや陸上の室伏広治さん、野口みずきさんなどが活躍したアテネ大会の16個を上回り、海外で行われたオリンピックの最多を更新しました。
さらに10日は、レスリング女子62キロ級で元木咲良選手が金メダルを獲得し、今大会の金メダルの数は18個となりました。
競技別の金メダルの数は
▽レスリングが最も多く6個
▽体操と柔道で3個ずつ
▽スケートボードと、今大会躍進したフェンシングがそれぞれ2個ずつ
▽ブレイキンと陸上が1個ずつとなっています。
過去のオリンピックで日本が最も多くの金メダルを獲得した大会は前回、3年前の自国開催となった東京大会の27個です。
海外で開催の五輪のメダル総数も過去最多を更新
また、パリオリンピックで日本は大会15日目までを終えて37個のメダルを獲得していました。
大会16日目の10日は、男子高飛び込みで玉井陸斗選手、卓球女子団体、近代五種で佐藤大宗選手、それにレスリングの男子フリー74キロ級で高谷大地選手がいずれも銀メダルを獲得し、メダルの総数でこれまで海外で開かれた大会で最多だった2016年のリオデジャネイロ大会の41個に並びました。
そして、陸上女子やり投げで北口選手が金メダルを獲得し、これで今大会、日本が獲得したメダルの総数が42個となり海外で開かれた大会の最多メダル数を更新しました。さらにレスリング女子の元木選手の金メダル獲得でメダル総数は43個となりました。
国内のオリンピックでは前回、東京大会で58個のメダルを獲得しています。