Japanese News: ウクライナ災害医療当局日本の原発事故対応での医療体制学ぶ

ウクライナ災害さいがい医療いりょう当局とうきょく日本にっぽんの原発げんぱつ事故じこ対応たいおうでの医療いりょう体制たいせい学まなぶ

Aug 13, 2024 18:08

Furigana

ロシアによる侵攻しんこうを受うけるウクライナで原発げんぱつの安全あんぜん性せいが懸念けねんされる事態じたいが続つづく中なか、ウクライナの災害さいがい医療いりょう当局とうきょく者しゃが日本にっぽんを訪おとずれ、東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこ対応たいおうにあたった機関きかんを視察しさつし、医療いりょう体制たいせいについて学まなびました。

ウクライナ南部なんぶのザポリージャ原発げんぱつは、今いまもロシア軍ぐんに占拠せんきょされていて、これまでに敷地しきち内ないや周辺しゅうへんでたびたび攻撃こうげきがあり、安全あんぜんに必要ひつような外部がいぶからの電力でんりょくの供給きょうきゅうが途絶とだえるなど原発げんぱつの安全あんぜん性せいが懸念けねんされる事態じたいが続つづいています。

こうした中なか、ウクライナの災害さいがい医療いりょう機関きかんのトップなど5人にんが13日にち、千葉ちば市しにある放射線ほうしゃせん医学いがく研究所けんきゅうじょを視察しさつしました。

放射線ほうしゃせん医学いがく研究所けんきゅうじょは、2011年ねんの東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょの事故じこの際さい、作業さぎょう員いんや自衛隊じえいたい員いんの汚染おせん検査けんさなどを行おこないました。

一行いっこうは、研究所けんきゅうじょの職員しょくいんから当時とうじの対応たいおうについて説明せつめいを受うけたり、体からだの表面ひょうめんや体内たいないの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつの量りょうをはかる装置そうちを使つかって、計測けいそくを体験たいけんしたりしていました。

このあと、意見いけん交換こうかんの場ばが設もうけられ、ウクライナ側がわからは、原発げんぱつ事故じこなどに備そなえた医療いりょう体制たいせいの整備せいびを進すすめているとしたうえで、引き続ひきつづき、日本にっぽん側がわの協力きょうりょくを求もとめる声こえが出でていました。

ウクライナの災害さいがい医療いりょう機関きかんのトップ、ヴィタリー・クリリュークさんは「ロシアがザポリージャ原発げんぱつを占拠せんきょした時ときからいつ何なにが起おきてもおかしくないという危機きき感かんがある。ウクライナに戻もどったら、日本にっぽんがつくってきたような災害さいがい医療いりょう体制たいせいを構築こうちくしたい」と話はなしていました。