暖かく湿った空気の影響などで東北や関東甲信を中心に大気の状態が不安定になり非常に激しい雨が降るおそれがあり土砂災害などに十分注意が必要です。
気象庁によりますと、14日も東日本や西日本を中心に広い範囲で高気圧に覆われて気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は
▽大阪市と福岡県久留米市で39度
▽京都市や熊本市
佐賀市などで38度と
危険な暑さが予想されています。
また
▽名古屋市、神戸市、大津市で37度
▽広島市、甲府市、高松市で36度
▽東京の都心や鳥取市で35度などと
広い範囲で猛烈な暑さが予想されています。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、関東甲信から九州・沖縄にかけての32の都府県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
全国的に暑さが続き、熱中症の疑いで病院に搬送され、亡くなる人も相次いでいます。
外出や運動を控えて室内ではエアコンを使用し、こまめに水分や塩分を補給するなど、引き続き熱中症への対策を徹底するようにしてください。
お年寄りや乳幼児は熱中症になりやすいため、家族など周りの人たちが気を配るようにしてください。
また、お盆休みを利用して屋外でのレジャーを予定している場合には、氷を入れた水筒や体を冷やす保冷剤を携帯するなど、暑さに備えるようにしてください。
一方、東北や関東甲信を中心に、台風から変わった熱帯低気圧に向かって流れ込む湿った空気や気温の上昇の影響で大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。
15日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽関東甲信で100ミリ
▽東北で80ミリ
と予想されています。
気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意するとともに落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。