千葉県内 電線が切れ火花が出る 強風の影響か
千葉県にある山武郡市広域行政組合消防本部によりますと、16日午前10時50分ごろ、大網白里市季美の森南で近くの住民から「電線から火と煙が出ている」と通報がありました。
駆けつけた消防隊員が電線が切れて火花が出ているのを確認し、電力会社に連絡したということです。
また、午前11時すぎには東金市求名でも「電線から火が出ている」と通報があり、いずれも強風による影響とみられるということです。
東京電力パワーグリッド千葉総支社は感電のおそれがあるため、切れた電線や電線に接触している物には絶対に近づかないよう呼びかけています。
千葉 市川 商業施設前の道路で冠水
16日午前11時半ごろ、千葉県市川市の商業施設の前で撮影された映像です。道路が乗用車のタイヤの一部がつかるほど冠水し複数の車が速度を落として、走っています。
撮影した男性は「朝から雨が激しく降っていましたが、少し落ち着いたので、買い物に出かけようとスーパーに向かっていたところ道路が冠水していて、車が水しぶきをあげて走っていました。この辺りは、これまでも何度か冠水したことがある場所ですがここまで冠水しているのを見て驚きました。今は、雨もやんでいて、水もある程度引きましたが、これから雨がまた降り始めるかもしれないので、自宅で過ごしたいと思います」と話していました。
千葉 南房総 倒木で県道の一部塞がる
台風が接近している千葉県南房総市の大井地区では16日朝、県道沿いで倒木があり、一時、道の一部が塞がれました。
県などによりますと16日午前6時ごろ、南房総市の大井地区を通る県道89号線で道路脇の木が倒れ、片側1車線の道路の半分が塞がれているのを近くの住民が確認したということです。
地域の自主防災組織が県と調整の上で撤去し、現在は通行できるようになっています。
房総半島では台風の接近に伴って風が強まり、南房総市の隣の鴨川市では、午前9時45分に19.1メートルの最大瞬間風速を観測しています。