岸田総理大臣の
後任を
決める来月の
自民党総裁選挙に
向けて、
中堅・
若手議員が
推す小林鷹之氏は、
週明けにも
記者会見して
立候補を
表明する
方向で
調整に
入りました。
一方、
上川外務大臣は、
親交の
ある議員に
立候補への
意欲を
伝え、
支援の
要請を
始めました。
来月の自民党総裁選挙ではこれまでに、▼石破元幹事長、▼小泉進次郎氏、▼河野デジタル大臣、▼小林鷹之氏、▼齋藤経済産業大臣、▼高市経済安全保障担当大臣、▼野田聖子氏、▼茂木幹事長の名前が挙がっています。
このうち、当選4回で40代の小林氏は、世代交代が必要だとする中堅・若手議員らが推していて、16日も中心メンバーが集まりました。
関係者によりますと、公約づくりなども進めていて、週明け19日にも記者会見して立候補を表明する方向で調整に入ったということです。
一方、15日「熟慮したうえで決断し、行動に移していく覚悟だ」と述べていた上川外務大臣は、16日から親交のある議員に電話し立候補への意欲を伝え、支援の要請を始めました。
また、加藤 元官房長官も16日夜、「総裁選挙に向けて具体的に動いていきたい」と述べ、立候補に意欲を示したほか、林官房長官も立候補に期待する声を受けて、みずからに近い議員と対応を協議しています。
今回の総裁選挙はほとんどの派閥が解散を決めた中で行われることなどから、中堅・若手からベテランまで幅広い層の候補者が乱立する可能性があり、決選投票まで視野に入れた戦略が必要になるだろうといった見方が広がっています。
このため、立候補に必要な20人の推薦人を確保するための駆け引きが、今後激しくなる見通しです。