米ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)とニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手(32)が21日、全米野球記者協会の満票で大リーグのMVPに選ばれた。
大谷選手のMVP受賞は3度目で、ナショナルリーグでは初めて。今季ドジャースに移籍した大谷選手は、デビューシーズンで大リーグ史上初の50本塁打・50盗塁を達成した。
7億ドルの10年契約を結んでアメリカンリーグのエンゼルスから、ナショナルリーグのドジャースに移籍。両リーグでのMVP受賞はフランク・ロビンソン選手以来、大リーグ史上2人目、シーズン連続受賞は史上初だった。
ひじの手術のため投手としては出場しなかったものの、大谷選手の活躍でドジャースは8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。
指名打者のMVP受賞は大リーグ史上初。打率3割1分、59盗塁、ナショナルリーグ首位の54本塁打、130打点を記録した。
今季はほかにも、3度目となる「シルバースラッガー賞」、「ハンク・アーロン賞」、最優秀指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」などを受賞している。
アメリカンリーグでは、ヤンキースで活躍したジャッジ選手が満票で2度目のMVPに選ばれた。満票でMVPを受賞したヤンキースの選手は1956年のミッキー・マントル選手以来。
ジャッジ選手は58本塁打、144打点、133四球の記録を達成し、ヤンキースを2009年以来のワールドシリーズ出場に導いた。