日本新闻: かつて地球に「輪」があった可能性、古生代の寒冷化を解明する手掛かりに？　新研究

かつて地球ちきゅうに「輪わ」があった可能性かのうせい、古生代こせいだいの寒冷化かんれいかを解明かいめいする手掛てがかりに？　新研究しんけんきゅう

Nov 25, 2024 10:11

Furigana

オーストラリア・メルボルンのモナシュ大だいの研究けんきゅうチームは、約やく４億おく６６００万年前まんねんまえ、地球ちきゅうに土星どせいのような輪わ（リング）が存在そんざいしていた可能性かのうせいがあるという仮説かせつを提唱ていしょうしました。

地球ちきゅうの生命体せいめいたい、プレートテクトニクス、気候きこうに大おおきな変化へんかをもたらしたオルドビス紀きに、地球ちきゅうでは隕石いんせき（いんせき）衝突しょうとつの回数かいすうがピークに達たっしました。９月がつ１２日付にちづけの科学誌かがくし「アース・アンド・プラネタリーサイエンス・レター」に掲載けいさいされた研究結果けんきゅうけっかによると、２０個以上こいじょうの衝突しょうとつクレーターはすべて地球ちきゅうの赤道せきどうから緯度いど３０度以内どいないに位置いちしており、これらの隕石いんせきは地球ちきゅうの周囲しゅういに存在そんざいした岩石がんせきのリングから降ふり注そそいだ可能性かのうせいがあります。

「２１個このクレーターがすべて赤道付近せきどうふきんに集中しゅうちゅうしているのは統計的とうけいてきに珍めずらしい。本来ほんらいならランダムに分布ぶんぷしているはずだ」と、モナシュ大学だいがくの地質学者ちしつがくしゃで研究けんきゅうの筆頭著者ひっとうちょしゃであるアンドリュー・トムキンス教授きょうじゅ（地球惑星科学ちきゅうわくせいかがく）は述のべています。