タイで
去年、
行方不明になっていた
認知症の
女性が、
約7か月後に
中国国内で
保護され、
駆けつけた
娘と
再会を
果たしました。
女性は、
約640
キロの
距離を
歩いて
移動したとみられることから、
驚きをもって
伝えられています。
行方不明になっていたのは、タイ
北部のチェンライ
県に
住む59
歳の
認知症の
女性です。
AFP通信によりますと、女性は去年6月、近くに住む息子に会うため、自宅を出たまま行方が分からなくなりました。
それから、約7か月後の先月下旬、北に約640キロ離れた中国南西部の雲南省昆明で女性が保護され、持っていたIDカードから、タイで行方不明となっていた女性だと分かったということです。
タイから駆けつけた娘と再会した女性は、20キロほど体重が落ちていましたが元気そうな様子で、15日に飛行機に乗って無事帰国しました。
女性は「私は息子に会いに行った。彼に会えたので、そのあと歩き続けた」と話していて、道中の店で食べ物をもらって飢えをしのいだと説明しているということです。
女性が住むチェンライ県から陸路で中国に行くには、国境を接するミャンマーかラオスを通ることになりますが、どのような経路で中国までたどりついたのか分かっておらず、驚きをもって伝えられています。