生命の
起源の
解明を
目指して、
4年余り前に
打ち上げられた
日本の
探査機「はやぶさ
2」が、22
日午前7時半ごろ、
およそ3億キロ離れた
小惑星「リュウグウ」への
着陸に
成功したと、
JAXA=
宇宙航空研究開発機構が
発表しました。JAXAは
今後、
目的とする
岩石の
採取などに
関わる
詳しいデータの
分析を
行うことにしています。21
日午後1時すぎに
高度2万メートルから
降下を
開始した「はやぶさ
2」は、
高度500メートル
付近で、
自動制御に
切り替わり、
小惑星の
大きな岩がない
直径6メートルのごく
狭い場所への
着陸に
挑みました。
そして、JAXA=宇宙航空研究開発機構は22日午前、「はやぶさ2」が22日午前7時29分に、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したと発表しました。
着陸では、探査機の下の長さおよそ1メートルの岩石採取装置の先端を地表につけて弾丸を発射し、砕けて舞い上がった岩石を採取することになっていましたが、この弾丸も発射できたということです。
神奈川県相模原市にある「はやぶさ2」の管制室では、JAXAの職員らが笑顔で抱き合ったり、握手したりして喜んでいました。JAXAは今後、岩石の採取などに関わる詳しいデータの分析を行うことにしていて、吉川真ミッションマネージャは「非常にほっとした。惑星科学にとって新しいスタート地点になったと思う」と話しました。
「はやぶさ2」はこのあと、小惑星の上空2万メートルまで戻り、あと1度か2度行われる予定の着陸に備えることになっていて、地球に帰還するのは、来年12月の予定です。