国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」という鳥は、数が少なくなっていて、将来いなくなる心配があります。このため、環境省などは4年前から、このライチョウが住んでいる山から卵を持ってきて、赤ちゃんを増やしています。今は5つの場所で、全部で29羽を育てています。
環境省などは今まで、大切に育てているライチョウをみんなに見せていませんでしたが、5つの場所全部で見せることにしました。東京都の上野動物園、富山県の富山市ファミリーパーク、長野県の大町山岳博物館、石川県のいしかわ動物園では15日から見せます。栃木県の那須どうぶつ王国では16日からです。1羽か2羽を見せる予定です。
環境省は「ニホンライチョウをたくさんの人に見てほしいです。そして、この鳥が住んでいる山を大切にすることに興味を持ってほしいです」と話しています。