地価ちか公示こうじ 全国ぜんこくの主おもな上昇じょうしょう地点ちてん、下落げらく地点ちてんは

住宅じゅうたく地ち

全国ぜんこくの住宅じゅうたく地ちで地価ちかの上昇じょうしょう率りつが最もっとも高たかかったのは北海道ほっかいどう倶知安くっちゃん町まち山田やまだで、去年きょねんより50％上昇じょうしょうしました。２に位いと４よん位いも倶知安くっちゃん町まちで30％前後ぜんごの上昇じょうしょうでした。いずれもスキーリゾートとして知しられる「ニセコ地区ちく」にあり、別荘べっそうや宿泊しゅくはく施設しせつのほかその従業じゅうぎょう員いんの宿舎しゅくしゃ向むけに土地とちの需要じゅようが旺盛おうせいな状況じょうきょうが続つづいています。

３さん位いは那覇なは市しおもろまち３さん丁目ちょうめで、住環境じゅうかんきょうがよくオフィス街がいにも近ちかいことから県けん外がいからの転勤てんきん者しゃや移住いじゅう者しゃのニーズが高たかく、30％上昇じょうしょうしました。

このほか、上位じょうい10地点ちてんまでの５いつつを、名古屋なごや市し中なか区くや東ひがし区くにある地下鉄ちかてつの駅えき近ちかくの利便りべん性せいが高たかい地点ちてんが占しめました。

商業しょうぎょう地ち

商業しょうぎょう地ちでも上昇じょうしょう率りつが最もっとも高たかかったのは北海道ほっかいどう倶知安くっちゃん町まち南１条みなみいちじょう西にし１いち丁目ちょうめで、58.8％と大幅おおはばに上昇じょうしょうしました。

２に位いは大阪おおさか市しの道頓堀どうとんぼりに近ちかい中央ちゅうおう区く日本橋にほんばし１いち丁目ちょうめ。３さん位いも同おなじ大阪おおさか市しで、阪急はんきゅう梅田うめだ駅えきに近ちかい北きた区く茶屋ちゃや町まちで、いずれも外国がいこく人じん観光かんこう客きゃくの増加ぞうかを背景はいけいに店舗てんぽの需要じゅようが根強ねづよく、44％余あまりの上昇じょうしょうとなりました。

上位じょうい10地点ちてんには、このほかにも国内外こくないがいの観光かんこう客きゃくが多おおく訪おとずれる京都きょうと市しや那覇なは市しの地点ちてんが入はいり、観光かんこう客きゃく向むけの店舗てんぽやホテルの需要じゅようが各地かくちの地価ちかをけん引けんいんしていることがうかがえます。

工業こうぎょう地ち

工業こうぎょう地ちで最もっとも上昇じょうしょう率りつが高たかかったのは沖縄おきなわ県けん豊見城とみぐすく市し豊崎とよさきで、国道こくどうの４よん車線しゃせん化かに伴ともない空港くうこうへのアクセスが向上こうじょうしたことなどから、28.6％の上昇じょうしょうとなりました。

被災ひさい地ちでは大幅おおはばに下落げらくも

西日本にしにほん豪雨ごううや震度しんど７ななの揺ゆれを観測かんそくした北海道ほっかいどう地震じしんなど、去年きょねん、相次あいついだ自然しぜん災害さいがいの被災ひさい地ちでは、地価ちかが大幅おおはばに下落げらくしました。

このうち去年きょねん７月しちがつの西日本にしにほん豪雨ごううで大だい規模きぼな浸水しんすい被害ひがいにあった岡山おかやま県けん倉敷くらしき市し真備まび町まち岡田おかだは、去年きょねんより17.7％下落げらくし、住宅じゅうたく地ちとしては全国ぜんこくで最もっとも値下ねさがりしました。

住宅じゅうたく地ちの下落げらく率りつ２に位いと３さん位いも真備まび町まちの地点ちてんが占しめ、いずれも17％余あまり下落げらくしました。

４よん位いは、土砂崩どしゃくずれの被害ひがいを受うけた広島ひろしま県けん坂ざか町まち小屋浦こやうら３さん丁目ちょうめ。５ご位いも、同おなじく被害ひがいを受うけた広島ひろしま県けん呉くれ市し天応西条てんのうにしじょう３さん丁目ちょうめで、６ろく位いまでを西日本にしにほん豪雨ごううの被災ひさい地ちが占しめ、いずれも10％を超こえる大幅おおはばな下落げらくとなりました。

一方いっぽう、震度しんど７ななの揺ゆれを観測かんそくした去年きょねん９月くがつの北海道ほっかいどう地震じしんの被災ひさい地ちでは、土砂どしゃ災害さいがいの被害ひがいが出でた厚真あつま町まちの７ななつある調査ちょうさ地点ちてんがすべて値下ねさがりし、２に％から５ご％程度ていどの下落げらくとなりました。

液状えきじょう化かの被害ひがいが出でた札幌さっぽろ市し清田きよた区くでも４よっつの地点ちてんがマイナス１いち％前後ぜんごの下落げらくとなりました。