京都大学の
卒業式が26
日行われ、
山極壽一学長は「
自由な
討論の
精神を
発揮して
果敢にみずからの
課題に
向き合ってほしい」と
卒業生にはなむけのことばを
贈りました。
京都大学ではことしおよそ2900人が卒業し、26日京都市左京区で行われた卒業式ではスーツや晴れ着姿のほか、恒例となっている仮装姿の卒業生も見られました。
式典では、各学部を代表して12人の卒業生が壇上にあがり、卒業証書を受け取りました。
続いてあいさつした山極学長は、京都大学の本庶佑特別教授が去年、ノーベル医学・生理学賞を受賞したことに触れ「本庶先生の研究人生も長く、険しく、何度も挫折と忍耐を必要とした道のりでした」と述べたうえで、「皆さんもこれからの人生で難題に直面する事態に出会うことでしょう。
そのとき、京都大学の自由な討論の精神を発揮して果敢にみずからの課題に向き合ってほしい」と、はなむけのことばを贈りました。
卒業生たちは記念写真を撮ったり、思い出を語り合ったりして卒業の喜びを分かち合っていました。
卒業生の1人は「京都での大学生活はとても楽しかったです。卒業後は公務員になります。最初は大変かと思いますが、いつか大きな視点から日本の世の中をよくしていく公務員になりたいと思います」と話していました。