去年、
岡山県警察学校で、
教官の
警部補が
犯人を
取り押さえることを
想定した
訓練に
ナイフを
持ち込んだうえ
新人の
警察官を
誤って
刺して
軽いけがをさせていたことが
分かりました。
警部補は「
訓練に
緊張感を
出そうと
本物の
ナイフを
持ち込んだ」
などと
話していたということで、
業務上過失傷害の
罪で
罰金の
略式命令を
受けました。
岡山県警察本部によりますと、
去年12
月、
岡山市北区の
県警察学校で、
刃物を
持った
犯人を
取り押さえることを
想定した
訓練に
犯人役を
務めることになった
教官の
男性警部補がサバイバル
ナイフを
持ち込んだうえ
新人の
男性巡査の
胸を
誤って
刺したということです。
巡査は病院に運ばれましたが、けがの程度は軽かったということです。訓練は模造品のナイフを使うことになっていましたが、岡山県警に対して警部補は「訓練に緊張感を出そうと本物のナイフを持ち込んだ。刺すつもりはなかったが、当たってしまった」などと話していたということです。
警部補は書類送検され、ことし4月、業務上過失傷害の罪で罰金50万円の略式命令を受けました。一方、刺された巡査はことし1月、依願退職したということです。
岡山県警は警部補を所属長訓戒の処分にしましたが、「発表する対象の事案ではない」として公表していませんでした。