フィリピンで今年、デング熱が全国的に流行しているとして、保健当局が警報を出しました。
デング熱は蚊が媒介するウイルス性の感染症です。同国で今年1~6月に報告された患者数は10万人と、昨年の同時期より85%増加し、これまでに450人以上が死亡しました。
流行宣言が出されたミマロパ、西ビサヤ、中部ビサヤ、北ミンダナオの4地方には、フィリピン人口の約2割に当たる2000万人以上の住民が集中しています。
フィリピンではこれまでも3~4年ごとにデング熱が流行してきました。デュケ保健相は、前回の2016年に続く流行期が訪れたとの見方を示しています。