27
日の
東京外国為替市場は
自民党総裁選挙の
投票が
進む中、
円相場は
一時1ドル=146
円台まで
円安が
進みましたが、
新しい総裁に
石破氏が
選ばれると、
それまでとは
反対に
一気に円高方向に
進み、
荒い値動きとなりました。
27日の東京外国為替市場、海外市場の流れを引き継いで、朝方は1ドル=145円前後で取り引きされていましたが、午後に入り自民党総裁選挙で高市氏が石破氏とともに決選投票に進むと円売りの動きが急速に広がり、一時1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が進む場面もありました。
その後、新しい総裁に石破氏が選ばれると円を買い戻す動きが強まり、わずか1分ほどで1ドル=146円台から1ドル=143円台半ばまで一気に円高が進みました。
その後も円が買われ、一時1ドル=142円台後半まで円高が進むなど、自民党総裁選挙をめぐって荒い値動きとなりました。
結局、午後5時時点の円相場は26日と比べて、1円83銭円高ドル安の1ドル=143円18銭~21銭でした。
ユーロに対しても26日と比べて、2円6銭円高ユーロ安の1ユーロ=159円40銭~44銭でした。
ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1132~33ドルでした。
市場関係者は「午後に入ってからの市場は多くの投資家が総裁選の結果に大きく反応した形だ。石破氏が今後、財政・金融政策などをめぐりどのような考え方を打ち出すかが注目されている」と話しています。