参加者が手に入るあらゆる装備を駆使して優位に立とうとする五輪。だが、トルコのユスフ・ディケッチ選手(51)は先月30日の混合エアピストルで肩の力の抜けた達人ぶりを披露し、話題をさらりました。
対戦相手が片目の視野を覆う専用眼鏡や大きな耳当て、カラーレンズなどの専用装備を身に着けて競技に臨む中、ディケッチ選手は普段使い風の眼鏡をかけ、片手をポケットに突っ込んだまま、ペアを組む選手と共にトルコ初となる五輪射撃競技のメダルを獲得しました。
ディケッチ選手はトルコのラジオ局に対し、「大半の射撃選手は片目で撃つが、私は両目で撃つ。だからああいった装備はいらない。両目で撃つ方がいいと思っている。これについては多くの調査を行ったので、装備は必要なかった」と振り返りました。