絶滅の
おそれが
あるとして
採取や
譲渡が
原則禁止されているシダ
植物の「ヤシャイノデ」を
届け出をせずにインターネットオークションで
販売した
などとして、
園芸業者ら2
人が
種の保存法違反の
疑いで
書類送検されました。
書類送検されたのは、青森県弘前市の73歳の園芸業者と、栃木県鹿沼市の70歳の園芸店の責任者の2人です。
警視庁によりますと、去年からことしにかけて、絶滅のおそれがあるとして採取や譲渡が原則禁止されているシダ植物「ヤシャイノデ」を必要な届け出をせずに販売したなどとして、種の保存法違反の疑いがもたれています。
「ヤシャイノデ」は分厚い葉が特徴のシダの仲間で、長野県などの山林に分布していますが、盗掘の影響などで個体数が減少していて、国は届け出をした業者が人工繁殖させたものだけを販売できることにしています。
青森県の業者はおよそ10年前に仕入れたヤシャイノデを繁殖させ、3株を栃木県の園芸店に販売し、園芸店はインターネットオークションに出品して3000円から5000円で売りさばいていたということです。
調べに対し、容疑を認めているということです。
警視庁は、こうした植物を購入する際は届け出をしている業者かどうか確認するよう呼びかけています。