英半導体設計大手アームは14日、米ナスダック証券取引所に上場した。終値は25%高となり、時価総額は約650億ドル(約9兆5800億円)に達した。
アームはこの日、「ARM」のティッカーシンボルで9550万株を売り出した。初値は新規株式公開(IPO)価格を10%上回る56ドル、終値は63.59ドルだった。
力強い滑り出しを飾り、アームの上場は今年最大のIPOに。米電気トラックメーカー、リビアンの2021年の上場以来の規模となった。
投資家が上場のニュースを好感する中、ダウ工業株平均は330ドルあまり値上がりし、1日の上げ幅としては8月以降で最大となった。
16年に320億ドルでアームを買収したソフトバンクは引き続き、アーム株の約90%を保有する。