山手線の運行に関わる変電所は複数ありますが、JR渋谷駅近くにある変電所でトラブルがあったということで、現在、確認を進めています。
先頭車両から次々に乗客がホームドアの隙間を縫うようにして降りていました。 撮影したNHKの職員によりますと、渋谷駅で電車に乗ろうとしたところ「送電のトラブルがあった」と構内放送があったということです。 しかし、電車がホームに入ってきたためそのまま恵比寿駅に向かったところ、スピードが次第に遅くなり車内放送で「電車に送電されていないのでいつ停車するか分からない」と説明があったということです。 結局、電車はスピードを落とした状態で恵比寿駅のホームに到着しましたが後部車両がホームまで届かず、乗客は先頭車両のドアから降りることになったということです。
JRによりますと、午後8時現在も復旧作業は続いているということです。
20日午後5時半ごろ、東京・渋谷区にあるJR東日本の変電所で電気系統のトラブルがあり、山手線の内回りと外回りで運転を見合わせています。
この影響で、JR中央・総武線の各駅停車とJR中央線快速電車のいずれも全線、埼京線の池袋駅から大崎駅間の上下線、湘南新宿ラインの一部の路線、JRと直通運転をしている相鉄線が、新宿駅から羽沢横浜国大駅の間の上下線で運転を見合わせています。
JR東日本によりますと、詳しい原因は今のところ分かっておらず、午後8時現在も復旧作業が続いていますが、すべての路線での運転再開のめどは立っていないということです。