都の担当者は「依然、下げ止まり、横ばいの状態でリバウンドの懸念があることには変わりない。21日から『まん延防止等重点措置』に移行されるが、気を緩めることなく感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。
東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて376人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
19日は前の週の同じ曜日を下回りましたが、20日は1週間前の日曜日より72人増えました。
また20日までの7日間平均は388.0人で、前の週の101.0%となりました。
都の担当者は「依然、下げ止まり、横ばいの状態でリバウンドの懸念があることには変わりない。あすから『まん延防止等重点措置』に移行されるが、気を緩めることなく、感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。
20日の376人の年代別は、
▽10歳未満が22人、
▽10代が35人、
▽20代が131人、
▽30代が53人、
▽40代が51人、
▽50代が52人、
▽60代が14人、
▽70代が11人、
▽80代が6人、
▽90代が1人です。
376人のうち、およそ63%に当たる238人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。
一方、感染経路が分かっている137人の内訳は、
「家庭内」が66人で最も多く、
次いで「施設内」が25人、
「職場内」が22人、
「会食」が9人などとなっています。
また、フランスへの滞在歴がある人が1人いました。
これで都内で感染が確認されたのは、16万9085人になりました。
20日時点で入院している人は、19日より16人減って1270人で、「現在確保している病床に占める割合」は22.7%です。
一方、都の基準で集計した20日時点の重症の患者は19日より2人増えて45人で、重症者用の病床の12.1%を使用しています。
また都は、感染が確認された80代の男性1人が、死亡したことを明らかにしました。
これで都内で感染して死亡した人は、2197人になりました。