国家公務員「
総合職」の
今年度の
合格者が
発表され、
倍率が7.8
倍で
過去最低となった
ほか、
東京大学出身者の
割合も14%で、6
年連続で
過去最低を
更新しました。
人事院は、いわゆる「キャリア官僚」となる国家公務員「総合職」の、今年度の春の採用試験の合格者を発表しました。
それによりますと、合格者数は1834人で倍率は7.8倍でした。
倍率は、申し込み者が昨年度より2400人余り減り、今の試験制度で最も低かった2年前、2019年度の9.6倍から大きく下がり、過去最低となりました。
女性の合格者は561人で全体の30.6%となり、数、割合ともに2019年度に次いで2番目に多くなりました。
一方、出身大学別では、最も多かったのは東京大学の256人で、次いで京都大学が115人、北海道大学が80人などとなっています。
東京大学出身者の割合は、今の試験制度が導入された2012年度には30%を占めていましたが、その後、減少傾向が続き、今年度は昨年度より0.5ポイント低い14%で、6年連続で過去最低を更新しました。