妊娠してから子どもが2歳になるころまでの1000日間に摂取する砂糖の量を減らすと、子どもの成人後の慢性疾患リスクが軽減される可能性があることが分かりました。学術誌「サイエンス」に1日に掲載された研究で明らかになりました。
研究によると、この期間に砂糖の摂取量を減らすと、子どもの2型糖尿病のリスクが約35%減少し、高血圧のリスクが約20%減少します。また、2型糖尿病の発症は4年、高血圧は2年遅くなるという。
研究チームは、英国で第2次世界大戦時代の砂糖と菓子の配給制が終了した1953年9月前後のデータを調査しました。