大谷選手は2日、同じ地区で最下位のアスレティックスと相手の本拠地オークランドで対戦しました。
2番・指名打者で先発出場した大谷選手は、1回の第1打席はフォアボール、3回の第2打席は変化球にタイミングを外されてショートゴロに打ち取られました。
1点を追う5回は1アウト二塁のチャンスで第3打席がまわりましたが、申告敬遠のフォアボールとなり、スタジアムからは勝負を期待したファンから敵味方関係なくブーイングが上がりました。
このあと、後続のバッターが打ち取られて得点にはつながりませんでした。
7回の第4打席は1アウト一塁二塁と再びチャンスでしたが、速球のあとのカーブを打ち損じてショートフライとなりました。
1対2のまま迎えた9回の第5打席は2アウト三塁の場面でこの日、2回目の申告敬遠となり、続くバッターが打ち取られて1対2のまま敗れました。
エンジェルスは最下位のアスレティックスに2連敗です。
大谷選手は2打数ノーヒット、フォアボールが3つで連続試合ヒットが「4」で止まり打率は3割6厘となりました。
敬遠 自己最多に 不満をあらわにする場面も
大谷選手は今シーズンの敬遠が大リーグトップの「21」となり、おととし(2021年)の「20」を越えて自己最多を更新しました。
エンジェルスはことしもトラウト選手など主力バッターにけが人が相次いだうえ、チーム2位のホームラン数だったレンフロー選手が先月31日に移籍しました。そのため、大谷選手が相手チームから勝負を避けられる場面が増えています。
そうした中、大谷選手は右ひじじん帯の損傷が明らかになって以降、ここ9試合ホームランがなく、これは今シーズン最長となっています。
2日のアスレティックス戦で9回に敬遠された際には、珍しくバットを軽く放り投げて不満をあらわにする場面もあり、日本選手初のホームラン王獲得に向けて我慢の試合が続いています。