強い寒気で大雪
気象庁によりますと、上空にこの冬1番の強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まっている影響で日本海側を中心に雪が降り続いています。
この時間は北海道や東北などで雪が強まり、午前8時までの3時間に降った雪の量は
▽福島県檜枝岐村で16センチ、
▽北海道初山別村で15センチ、
▽群馬県みなかみ町藤原と鳥取県大山で11センチなどとなっています。
25日も北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となり、ふだん雪の少ない中国地方や近畿などの平地でも積もるところがある見込みです。
26日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、
▽東北で60センチ、
▽北海道と関東甲信越で50センチ、
▽北陸、近畿、中国地方で40センチなどと予想されています。
北日本から東日本では、日本海側を中心に大しけとなるところがある見込みです。
気象庁は、引き続き積雪や路面の凍結による交通への影響や高波に警戒するとともに、なだれや着雪にも注意するよう呼びかけています。
最新の気象や交通の情報を確認し大雪が予想される地域では、不要不急の外出を控えるほか車で移動する場合には通行ルートの検討やチェーンの装着を徹底してください。
また、能登半島地震で損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあり注意が必要です。
被災地は厳しい寒さ続く 低体温症にも注意
被災地ではけさも氷点下の冷え込みとなっています。
日中も気温は上がらず最高気温は
▽金沢市で3度、
▽石川県輪島市と富山市で2度などと、厳しい寒さが続く見込みです。
避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。
引き続き低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、毛布などで体を暖めたり定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。
地震活動は依然活発
一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの依然、地震活動が活発な状態が続いています。
震度1以上の揺れを観測した地震は25日午前4時までに1510回にのぼり、気象庁は今後1週間ほどは最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。