ボーイング製せい７３７ＭＡＸ９、「多数たすう」の機体きたいでボルトの緩ゆるみ発見はっけん　アラスカ航空こうくうＣＥＯ

米べいアラスカ航空こうくうのベン・ミニクッチ最高経営責任者さいこうけいえいせきにんしゃ（ＣＥＯ）は、ボーイング製せい７３７ＭＡＸ９型機がたきの多数たすうの機体きたいで緩むすんだボルトが見みつかったことを明あきらかにした。同氏どうしのインタビューは２３日にちに米べいＮＢＣで放送ほうそうされる。

アラスカ航空こうくうが運航うんこうする７３７ＭＡＸ９型機がたきは今月上旬こんげつじょうじゅん、米べいオレゴン州しゅうの空港くうこうを離陸りりくした直後ちょくごに胴体側面どうたいそくめんのドアプラグが吹ふき飛とぶ事故じこを起おこし、緊急着陸きんきゅうちゃくりくを強しいられた。ミニクッチＣＥＯはこの事故後初じこごはじめてインタビューに応おうじ、「私わたしはひどくいらだち、失望しつぼうし、腹はらを立たてている。これはアラスカ航空こうくうで起おき、我われわれ々の乗客じょうきゃくと乗員じょういんに起おきたことだ」と語かたった。

ボーイングは２３日にち、ワシントン州しゅうレントンにある７３７型機がたきの工場こうじょうで２５日にちの操業そうぎょうを休止きゅうしし、製造せいぞうや納入のうにゅう、サポート担当者たんとうしゃを対象たいしょうに品質管理ひんしつかんりに照準しょうじゅんを当あてた研修会けんしゅうかいを実施じっしすると発表はっぴょうした。

ボーイング従業員じゅうぎょういんへの社内通知しゃないつうちによると、同工場どうこうじょうは２５日にちを１回目かいめとして、数回すうかいの操業休止そうぎょうきゅうしを予定よていしている。

ボーイングの品質管理問題ひんしつかんりもんだいは１機きのみにとどまらないのかと質問しつもんされたミニクッチ氏しは、「今いままさに問題もんだいとなっているのはそれだと思おもう。ボーイングが品質ひんしつに関かんしてやり方かたを変かえようとしているのはそれだ。私わたしたちが搭乗とうじょうする時点じてんで航空機こうくうきが最高さいこうの状態じょうたいであることを確認かくにんし、今後こんごはそこが変かわることを確認かくにんするために」と述のべた。

米連邦航空局べいれんぽうこうくうきょく（ＦＡＡ）は２１日にち、航空各社こうくうかくしゃに対たいし、ボーイング７３７型機がたきのいわゆるドアプラグについて点検てんけんを行おこなうよう指示しじした。ユナイテッド航空こうくうとアラスカ航空こうくうは、最近行さいきんくだりった７３７ＭＡＸ９型機がたきの点検てんけんでボルトの緩ゆるみを発見はっけんした。

ボーイングの品質管理問題ひんしつかんりもんだいについてはＦＡＡが２週間しゅうかんほど前まえから公式調査こうしきちょうさに乗のり出だしている。