気象庁によりますと、能登半島地震の被災地では26日朝も氷点下の冷え込みとなり、厳しい寒さが続いています。
午前11時までの最高気温は
▽金沢市で4.4度
▽輪島市で3.7度
▽珠洲市で2.9度などとなっています。
冬型の気圧配置が続いているため断続的に雪が降っていて、午前11時の積雪は
▽珠洲市と金沢市で10センチ
▽七尾市で8センチ
▽輪島市で5センチなどとなっています。
車での移動や復旧作業を行う際などは積雪や路面の凍結による交通への影響や転倒事故などにも注意が必要です。
避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。
家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい毛布などで体を暖めたり、定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。
あす以降雨で次第に気温上昇 土砂災害や雪崩に注意
北陸や新潟県では27日は気圧の谷の影響でところによって雨が降るほか、来週にかけて気温も平年より高くなる見込みです。
地震の揺れで地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
また、積雪の多いところでは雪どけが進むため、雪崩などにも注意が必要です。
地震活動は依然活発
一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、地震活動が活発な状態が続いています。
震度1以上の揺れを観測した地震は、26日午前8時までに1518回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。