地震の揺れで地盤が緩んでいるため気象庁は少しの雨でも土砂災害に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、能登半島地震の被災地では27日朝にかけて0度前後の厳しい冷え込みとなり、最低気温は輪島市の三井でマイナス0.2度、七尾市で0.6度などとなっています。
山沿いを中心に雪が残っているところがあるほか、気圧の谷の影響で27日夜から28日にかけて断続的に雨や雪が降り、来週にかけては気温が平年より高くなって雪どけが進む見込みです。
地震の揺れで地盤が緩んでいるため、気象庁は少しの雨でも土砂災害に注意するよう呼びかけています。
避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。
家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい毛布などで体を暖めたり定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。
地震活動は依然活発
一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、地震活動が活発な状態が続いています。
きのうは石川県志賀町で震度4の揺れを観測する地震がありました。
震度1以上の揺れを観測した地震は27日午前8時までに1530回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。