ウクライナ側は「ロシアによるテロだ」として強く非難しています。
ウクライナ第2の都市、東部ハルキウで、6日朝、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、地元の当局によりますと、3階建ての住宅1棟が破壊され、集合住宅2棟が被害を受けたということです。
ハルキウ州の知事によりますと、この攻撃で、68歳の女性と10歳の孫が死亡したほか、生後11か月の乳児を含む28人がけがをしたということです。
ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSに「子どもが殺された。10歳だった」と投稿し、遺族に弔意を表すとともに「ロシアによるテロだ」と非難し対抗していく必要性を訴えました。
東部ハルキウ州では、前日の5日、クピヤンシク近郊の集落にあるカフェが攻撃され、戦死した兵士の追悼のために集まっていた市民など少なくとも52人が死亡したばかりです。
この攻撃について、ウクライナ側は「意図的に住民を殺害したロシアによるテロだ」と強く非難しているのに対し、ロシア側は「民間を標的にしていない」と主張しています。
国連人権高等弁務官事務所の報道官は6日「恐ろしい人命の損失で遺憾だ」と攻撃を非難し、情報収集のため、この集落に調査団を派遣したことを明らかにしました。