新しいデザインの1万円のお札の印刷が、国立印刷局の工場で始まりました。
新しい1万円には渋沢栄一の顔がデザインされています。渋沢は100年以上前に日本で初めての銀行やたくさんの会社をつくった人です。
新しいお札は、偽物をつくることができないように、新しい技術を使っています。お札を斜めにすると、渋沢の顔が動いているように見えます。
目に障害がある人が触っただけでいくらのお札かわかるように、でこぼこもあります。そして、数字の「10000」を今より大きくして、目が悪い人や漢字を読むことできない人にもわかりやすくしました。
新しい1000円と5000円は今年の秋ごろから印刷が始まります。新しいお札は2024年の春ごろから使う予定です。