菅総理大臣の
後継を
選ぶ自民党総裁選挙は、
岸田前政務調査会長がすでに
立候補を
表明している
ほか、
石破元幹事長、
河野規制改革担当大臣、
高市前総務大臣、
野田幹事長代行が、
立候補に
必要な20
人の
推薦人の
確保に
向け
取り組みを
進めています。
今月17日告示・29日投開票が行われる自民党の総裁選挙は、菅総理大臣が立候補の断念を表明したことを受けて、立候補に必要な20人の推薦人確保に向けた動きが本格化しています。
石破元幹事長は4
日、
東京都内の
議員宿舎で
二階幹事長らと
会談し、
党内情勢などについて
意見を
交わしました。
石破氏は、石破派内に立候補に慎重な意見があることも踏まえ、引き続き推薦人を確保できるかや議員の動向などを見極めることにしています。
河野規制改革担当大臣は4
日夜、
所属する
麻生派の
若手議員と
オンラインで
意見を
交わし
立候補への
意欲を
伝え、
出席者からは
支持する
意見が
相次ぎました。
ただ、麻生派から全面的な支援を受けられるかは不透明で、河野氏はみずからに近い中堅・若手議員などと推薦人の確保を目指すことにしています。
立候補に意欲を示している高市前総務大臣は推薦人の確保に自信を示しており、安倍前総理大臣が支援する考えを示したことで、出身派閥の細田派内では安倍氏に近い若手議員を中心に高市氏を支持したいという声も出ています。
立候補の意欲を二階氏らに伝えている野田幹事長代行は、党所属議員への呼びかけを続けています。
すでに
立候補を
表明している
岸田派会長の
岸田前政務調査会長は、
オンラインで
地方の
議員や
党員らと
意見交換を
重ねています。
岸田派内からは知名度の高い河野氏や石破氏の動きを警戒する声も出ていますが、岸田氏は4日「候補者が多数出ることで議論がより活発になる」として、多数による論戦を歓迎する考えを示しました。