埼玉県に住む家族は8月、夫と妻、子どもに新型コロナウイルスがうつりました。最初はみんな家で休んでいましたが、50歳ぐらいの夫と40歳ぐらいの妻は具合が悪くなって入院しました。夫は肺の病気がひどくなって亡くなってしまいました。子どもは、ワクチンを受けた親戚が世話をしています。
埼玉医科大学の岡秀昭教授は「家族みんなにウイルスがうつって、両親の病気がひどくなることが多くなっています。子どものために助けたいと頑張っても、亡くなってしまうことがあります」と話していました。
東京の港区は、新型コロナウイルスの病気で親が入院して、親戚などが世話をすることができない子どもを預かっています。去年4月からは、区が借りたホテルで、保育士が18歳より小さい子どもの世話をしています。PCR検査でウイルスがうつっていないことを調べてから預かります。