森林や水辺などの自然環境を守ろうとして殺害された人が、昨年は世界で過去最多の227人に上ったという報告書が13日までに発表されました。
報告書は環境・人権団体のグローバル・ウィットネスがまとめたもので、2020年に環境保護活動を理由に襲撃され、殺害された人に関する情報を収集して分析しました。その結果、平均すると1週間に4人以上が、環境保護活動のために命を落としていることが分かりました。
犠牲者の大部分は中南米に集中していました。特に最悪だったのはコロンビアで、先住民の土地を守るため、または森林とコカ畑を守るために65人が殺害されました。次いで死者が多かったメキシコでは、森林破壊に関連した襲撃が3分の1を占め、30人が死亡しました。