交際していた
男性に
避妊をしてもらえず、2
度の
意図しない
妊娠を
経験した
女性は、「
女性が
自分の
体を
守れるよう
避妊の
手段が
増えてほしい」と
語っています。
九州地方に住む46歳の女性は、23歳の時に交際相手から避妊なしの性行為をしつこく求められ断り切れずに妊娠し、仕事などの関係から中絶を余儀なくされました。
二度目の妊娠は29歳の時で、資格を取り医療機関で働き始めたやさきでした。
二度と中絶はしたくないとコンドームを自分でも用意し持ち歩いていたと言いますが、当時の交際相手の男性から避妊をしない性行為を繰り返し求められ応じてしまったといいます。
女性は当時について「別れてもいいから断ればよかったのですが、30歳までには結婚しなければという思いもあり、この人と別れてしまったらもう相手を見つけられないかもしれないと焦りもありました」と振り返りました。
再び妊娠した女性は描いていたキャリアを諦め結婚と出産を選択しましたが、自分の意見を通せなかった自己嫌悪感と、避妊をしてくれたなかった夫へのわだかまりは今も消えないと言います。
当時、女性は飲むことで避妊ができる低用量ピルについて、あやふやな知識しかなく「気軽に使うものではない」と思い込んでいたため、避妊の方法はコンドームしか頭になかったと言います。
女性は「自分の人生なのに自分で決めらず、翻弄されてしまったことが今でもすごく悔しい。女性であることで生きづらいことは山ほどあるが避妊もその1つで、手段が増えることで自信を持てるようになると思う。10代の自分の娘にも自分の体は自分で守れるという自信を持って交際できる環境になってほしい」と話していました。
女性の4人に1人が「相手に言いづらかった」
日本では
女性が
選べる避妊方法が
限られる
中、NGOの
調査では、
避妊せずに
性行為をした
女性の
およそ4
人に1
人が「
相手に
言いづらかった」と
答え、6
人に1
人は「
避妊したいと
言ったが、
相手がしてくれなかった」と
答えたことがわかりました。
女性の健康の向上に取り組むNGOの「ジョイセフ」はことし7月、性に関する意識調査をインターネット上で実施し、15歳から64歳までの5300人余りから回答を得ました。
その結果、15歳から29歳の若者世代では妊娠を望まない時に避妊せずに性行為をしたことがあると答えた女性は33%で、理由を複数回答で聞いたところ、「相手に言いづらかった」が23%、「避妊したいと言ったが、相手がしてくれなかった」が女性は16%でした。
一方で、女性がみずから避妊することについては、「当たり前だと思う」はいずれの世代の男女も25%前後でしたが、「理想的だと思う」は30歳から64歳の男性で37%、女性で43%だったのに対し、15歳から29歳の男性で47%、女性で51%と、若者世代で高くなりました。
NGO「ジョイセフ」では、「特に性に関しては男女の対等な関係が築けていないことが多く、避妊を男性に頼らざるをえないという状況にあり、女性が意図しない妊娠をしたり、その不安を抱えたりしているのではないか。女性が避妊することには特に若い世代で男女とも肯定的で、女性も主体的に避妊を考える人が増えていると見られる」と分析しています。
ヨーロッパでは国が普及を後押し
ヨーロッパでは
政府の
後押しによって
女性が
主体的に
使える避妊方法の
普及が
進んでいます。
イギリスやフランスでは政府が経口避妊薬、「低用量ピル」を無償化するなど女性が主体的に使える避妊方法の普及に取り組んでいてことしに入り対策をさらに加速させています。
このうちイギリスでは日本よりおよそ40年早い1961年に低用量ピルが承認され、現在、処方箋があれば誰もが無料で入手できます。
ところが新型コロナウイルスの影響で医療機関がひっ迫し、なかなか予約がとれず処方箋が手に入らないとして、薬局での販売を求める声が大きくなっていました。
こうした声を受けてイギリスの当局はことし7月、一部の低用量ピルを処方箋なしで薬局で購入できるように規制を緩和すると発表しました。
また、フランスのベラン保健相は今月、25歳までの女性を対象に来年からすべての避妊薬を無償にすると発表しました。
フランスでは未成年を対象に無償化されていてその対象が拡大された形です。
これについてベラン保健相は経済的な負担を理由に避妊薬の利用をためらう女性が多くいるためだとしていて、無償化の範囲を拡大することで意図しない妊娠や中絶を防ぐことにつながるとしています。
イギリスを中心に正しい避妊方法の普及に取り組む女性団体の医師、エマ・チャン氏は「多様な避妊方法があるほど意図しない妊娠や中絶が減る。女性の権利という観点からも幅広い選択肢を持つことがとても重要だ」と話しています。
東京女子医大 元理事長を逮捕 背任の疑い 医大の名門でなぜ?
国内有数の私立医大、東京女子医科大学の元理事長が新宿区にあるキャンパスの施設の建設をめぐり、建築士の口座に実態のないアドバイザー業務に対する報酬として大学から資金を振り込ませ、大学におよそ1億2000万円の損害を与えたとして、背任の疑いで逮捕されました。警視庁は建築士側に振り込まれた資金が、当時、大学トップだった元理事長に還流していたとみて解明を進めることにしています。
Nguồn: NHK
Jan 13, 2025 12:01
性風俗店に女性を紹介 報酬70億円か グループのリーダーを逮捕
SNSで募集した女性を性風俗店に紹介するスカウトグループが、全国のおよそ350店舗から報酬として合わせておよそ70億円を受け取っていた疑いがあることがわかり、警視庁はグループのリーダーを逮捕するとともに、特別捜査本部を設置し、組織の実態解明を進めることにしています。
Nguồn: NHK
Jan 9, 2025 14:01
父に見せたい花嫁姿 2人の若者が踏み出す一歩
1月1日で能登半島地震から1年。新たな一歩を踏み出す2人の若者がいます。1人目は地震で父親を亡くした谷内未来さん。去年4月に結婚しました。結婚を決めるまで知らなかった父のひそかな願い、そして愛とは…。(ニュースメディア部 高野茜/金沢局 大村和輝/盛岡局 加藤早和子)
Nguồn: NHK
Jan 1, 2025 09:01
「緑膿菌」 生命活動ほとんど停止状態で多くの抗菌薬効かず
肺の感染症などの原因になる細菌「緑膿(りょくのう)菌」は、密集し生命活動がほとんど止まった状態になると多くの抗菌薬が効かなくなることが分かったと物質・材料研究機構などが発表しました。抗菌薬が効かない「耐性菌」の対策は世界的な課題になっていて、研究チームは新たな治療法を調べるうえで重要な成果だとしています。
Nguồn: NHK
Dec 31, 2024 05:12
残るか、離れるか… 難しい選択を迫られる住民たち
能登半島地震では石川県内灘町などで大規模な液状化の被害が出ました。この液状化の被害は富山県や新潟県でも確認され、いまも各地で被災者の生活再建に影響が出ています。
Nguồn: NHK
Dec 30, 2024 17:12
“災害関連死防ぎたい” 被災地通う医師の日記から見えた教訓
能登半島地震のあとの避難生活による体調の悪化などが原因で亡くなる「災害関連死」は、石川と富山、新潟の3県で276人にのぼっています。「災害関連死を防ぎたい」と被災地に通い、活動を日記につけてきた医師は、「次の災害に備えて、エコノミークラス症候群を防ぐために、避難環境の改善が必要だ」と指摘しています。
Nguồn: NHK
Dec 29, 2024 16:12
インフルエンザ この時期 過去10年で最多【年末年始の対策は】
12月22日までに全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり42.66人で、この時期としては過去10年で最も多くなりました。36の都道府県で「警報レベル」の30人を超えているほか、すべての都道府県で前の週より増加しています。記事内では帰省や旅行する人も多い年末年始の対策についても、お伝えしています。
Nguồn: NHK
Dec 27, 2024 17:12