英政府は25日、就労ビザ発給の対象として、新たにトラック運転手5000人と家禽(かきん)労働者5500人の枠を追加すると発表しました。クリスマスを前に食品、物流業界の人手不足を緩和する狙いがあります。
英国では欧州連合(EU)からの離脱後、EUからの労働者は就労ビザの取得を義務付けられています。政府の発表によると、これが今年のクリスマスまで一時的に緩和されます。
政府はさらに、トラック運転手4000人を新たに養成し、免許保持者約100万人に現場復帰を促す書簡を送る方針を示しています。
トラック免許取得の教習や試験も約1年間停止しました。陸運業協会(RHA)によると、不足している運転手は10万人に上ります。