小林さんは東京都出身で、大学時代から俳優として活動したあと、声優としてデビューしました。
その後、「妖怪人間ベム」のベム役など数多くのアニメや映画の吹き替えなどで声優を担当し、1971年からテレビ放送が始まったアニメ「ルパン三世」では、射撃の名手の「次元大介」役を渋さの中にも温かみのある声で演じて親しまれました。
ほかの声優が世代交代していく中、作品唯一のオリジナルキャストとしておよそ50年にわたって次元大介役を演じ続けましたが去年、「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」というコメントとともに、声優の交代を発表しました。
その後も、テレビ番組のナレーションなど先月上旬まで活動を続けていましたが、所属事務所によりますと、先月30日、肺炎のため自宅で亡くなったということです。
89歳でした。