気象庁によりますと、
日本海から
北海道付近にのびる
前線に
向かって
暖かく
湿った
空気が
流れ込んでいるため、
北海道を
中心に
大気の
状態が
非常に
不安定になっています。
北海道の函館空港では、午後8時すぎまでの1時間に81.5ミリの猛烈な雨が降りました。
また、留萌地方や上川地方それに渡島地方では、雨量が観測史上最も多くなっているところがあり、遠別町では午後10時までの12時間に降った雨の量が213ミリに達し、平年の8月1か月分の雨量のおよそ1.5倍にのぼっています。
北海道の宗谷地方と渡島・桧山地方では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、渡島・桧山地方では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
今後の見通しです。
北海道と東北では10日にかけて各地で激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
9日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東北で200ミリ、北海道で150ミリと予想されています。
さらに、10日夕方までの24時間には、東北で100ミリから200ミリと予想され、ふだんあまり雨の多くない東北北部などでは災害の危険性が高まる雨量です。
前線 1週間ほど停滞 総雨量が非常に多くなるおそれ
さらに
前線は、
今月15
日ごろにかけて、
向こう1
週間にわたり
東北付近に
停滞することから、
東北の
日本海側を
中心に
警報級の
大雨が
続き、
総雨量が
非常に
多くなるおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
夜間の雨では、外への避難がかえって危険な場合もあり、川や崖の近くなど、災害の危険が予測される地域などに住む方は、自治体の避難情報などを確認し、状況が悪化する前に安全な場所で過ごすようにしてください。
西~東日本 各地で猛暑 今後1週間程度は続く見込み
一方、
西日本と
東日本では
高気圧に
覆われて
晴れ、
各地で
猛烈な
暑さとなりました。
日中の最高気温は
▽富山市で37.1度
▽群馬県館林市と山口県萩市で37度ちょうど
▽高松市で36.9度
▽埼玉県熊谷市で36.5度などと
猛暑日となったほか
▽大阪市で34.9度
▽東京の都心で33.9度と
厳しい暑さになりました。
9日も猛烈な暑さが続く見込みで
日中の最高気温は
▽大分県日田市と甲府市、埼玉県熊谷市で37度
▽福岡市と京都市、福島市で36度
▽東京の都心や名古屋市で35度などと
猛暑日が予想されています。
「熱中症警戒アラート」が新潟県や北陸といった大雨の被災地のほか、関東甲信から九州にかけての各地に発表されています。
猛烈な暑さは今後1週間程度は続く見込みで、熱中症に警戒し、こまめな水分補給や適切な冷房の使用など一層の対策を心がけてください。
「前線の停滞」なぜ1週間程度も
気象庁は、
北日本付近で1
週間程度にわたって
雨が
降り続き、
災害のリスクが
高まるとしています。
その大きな原因の1つが「前線の停滞」です。
なぜ1週間程度も前線が停滞し続けるのか。
それは、日本の東の太平洋高気圧と日本の北の低気圧がいずれも勢力を保ったままその場にとどまる予想となっているためです。
暖かい空気を伴った高気圧と、寒気を伴った低気圧の間に沿うように前線が停滞する見込みで、その停滞する場所が東北北部など北日本付近と予想されています。
さらに、この前線に向かって太平洋高気圧のふちを回るように暖かく湿った空気が流れ込み続ける見込みです。
このため気象庁は、東北の日本海側など前線の周辺では雨量が多くなり、先週のような大雨が降ってもおかしくない状況だとして、警戒を呼びかけています。
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