プランク
さんは7
月上旬、サル
痘への
感染が
確認されました。
最初に異変に気付いたのは6月末で、発熱や頭痛などインフルエンザのような症状がでて、はじめは新型コロナウイルスへの感染を疑ったということです。
コロナの検査を受けましたが、結果は陰性でした。
3~4日がたつと熱は下がりましたが、今度は手や腕に赤い発疹が現れ始めました。
「もしかすると」と思って検査を受けると、サル痘への感染が確認されました。
「人生でいちばん痛い」その症状とは
プランク
さんの
腕にできた
発疹は、
徐々に変化してニキビのような5
ミリほどの
水ぶくれになりました。
この水ぶくれが2~3日で脚や背中、胸など体全体と口の中などの粘膜にも広がり、全部で30か所ほどできたということです。
(プランク
さん)
「最初はヒリヒリするような、かゆいような感じでした。でも時間がたつにつれ、常に痛くなり、おさまらなくなったんです。鎮痛剤を使っても無理でした。この時の水ぶくれは、私が人生で経験した中でいちばんひどい痛みでした。あまりに痛くて眠れず、横になっても起きていても具合が悪いんです。唯一、痛みに効果があったのは、1日に何回も温かいお風呂に入ることでした」
プランクさんが「人生でいちばんひどい」と表現した痛みは、1週間ほど続いたということです。
効果を発揮した天然痘の治療薬
この痛みの
中、プランク
さんは
医師から
処方された
薬「テコビリマット」を
飲み
始めました。
これは、アメリカの製薬会社が天然痘の治療薬として開発した飲み薬で、アメリカでは医師の要請に基づいて投与できる「拡大使用」が認められているほか、ヨーロッパでもサル痘の抗ウイルス薬として使用が認められています。
すると、この薬を飲み始めてから2日ほどで痛みがひきはじめました。
水ぶくれもおさまり、最終的に、かさぶたになって治りました。
水ぶくれができた手首は、今では虫に刺されたような痕がうっすらと確認できるくらいで、言われないとわからない程度になっています。
プランク
さんが
最初に
異変を
感じてから
症状が
改善して
回復が
確認されるまで、18
日間かかったということです。
その間、プランクさんは医師の指導に従って、誰とも接触しないように部屋の中で過ごしました。
感染の原因について思い当たることを尋ねると、6月下旬、ニューヨーク市内で開かれていたイベントへの参加をあげ、確信は持てないものの、時系列で考えると、このときに多くの人と接触したことや性的接触があったことが原因の可能性があると話していました。
WHO=
世界保健機関のテドロス
事務局長は7
月23
日、「
国際的に
懸念される
公衆衛生上の
緊急事態」を
宣言した
際、
現状は「
感染が
男性と
性的関係が
ある男性、
特に複数のパートナーと
性的関係を
持つ男性の
間で
集中的に
発生している」とした
一方、「
密接な
接触によって
誰もが
感染する
可能性があり、
特定の
グループの
人たちの
病気ととらえずに
警戒するべきだ」と
話し、「
偏見や
差別は、ウイルスと
同じように
危険だ」と
警鐘を
鳴らしています。
これについてプランクさんは「自分は性的マイノリティーの一人です」と明かしたうえで、次のように話していました。
(プランク
さん)
「世の中の人々がパニックにならないためにも、どういう行動が感染リスクが高いのか、正しい情報を得ることが重要だと思います。そして、ワクチンや症状、それに治療法について、最新の情報を信頼できるところから得ることも重要だと思います」
プランクさんはサル痘についての正しい知識を身につけることが、何よりも大切だと、何度も強調していました。
NHKの憲法記念日特集 国会での議論の進め方めぐり論戦
NHKの憲法記念日特集で、国会での議論の進め方をめぐり、自民党が大規模災害など緊急事態での対応について憲法改正の条文案の作成に入りたいとしたのに対し、立憲民主党は、社会全体や将来をふかんした体系的な議論が必要で、急ぐべきではないと主張しました。
資源: NHK
May 3, 2024 11:05
高速道路 各地の状況は【ライブ配信】
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May 3, 2024 09:05
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