高校野球福島聖光学院が神奈川横浜に勝ち 3回戦へ - Easy News

夏なつの全国ぜんこく高校こうこう野球やきゅう、大会たいかい9日にち目めの第だい1試合しあいは、福島ふくしまの聖ひじり光ひかり学院がくいんが神奈川かながわの横浜よこはま高校こうこうに3対たい2で勝かって3回戦かいせんに進すすみました。

聖ひじり光ひかり学院がくいんは1回かい、横浜よこはまの杉山すぎやま遙希まれ投手とうしゅの立ち上たちあがりを攻せめ、ヒットと送りバントおくりばんとでランナー二塁にるいとして、3番ばん・安田やすだ淳あつし平ひら選手せんしゅが初球しょきゅうを捉とらえ、わずか3球きゅうで1点てんを先制せんせいしました。

横浜よこはまは1対たい2と1点てんをリードされた5回かい、2アウト二塁にるいの場面ばめんで2年生ねんせいの緒方おがた漣さざなみ選手せんしゅが変化球へんかきゅうをライトに運はこび、2試合しあい連続れんぞくとなるタイムリーヒットで同点どうてんに追おいつきました。

聖ひじり光ひかり学院がくいんはそのウラ、ノーアウト一塁いちるい三塁さんるいのチャンスで再ふたたび安田やすだ選手せんしゅに打席だせきが回まわり、ショートゴロでダブルプレーの間まに1点てんを勝ち越かちこしました。

その後そのごはエースの佐山さやま未來みき投手とうしゅが、得点とくてん圏けんにランナーを背負せおいながらもテンポのいいピッチングで横浜よこはまに追加ついか点てんを許ゆるしませんでした。

2試合しあい連続れんぞくでエラーなしという固かたい守備しゅびも光ひかった聖きよし光学こうがく院いんが、3対たい2で接戦せっせんを制せいし、3回戦かいせんに進すすみました。

聖ひじり光ひかり学院がくいん斎藤さいとう監督かんとく「とにかく先行せんこうして試合しあいを進すすめたい」

聖ひじり光ひかり学院がくいんの斎藤さいとう智也ともや監督かんとくは「先制せんせい点てんが取とれたので相手あいてに絶対ぜったいリードをさせないように、とにかく先行せんこうして試合しあいを進すすめたいと考かんがえました」と、試合しあいを振り返ふりかえりました。

また、横浜よこはま打線だせんを2失点しってんに抑おさえて完投かんとうしたエースの佐山さやま未來みき投手とうしゅについては「横浜よこはま高校こうこうは力ちからがあるので4点てん、5点てん取とられるような試合しあいになると思おもいましたが、佐山さやま投手とうしゅが6回かい以降いこう0点てんで抑おさえて、ふんばってくれました。コーナーをつくピッチングで本当ほんとうに丁寧ていねいに投なげてくれました」と話はなしていました。

聖ひじり光ひかり学院がくいん佐山さやま投手とうしゅ「ピンチでも自分じぶんのいちばん球たまを投なげる」

5安打あんだ2失点しってんで完投かんとうした聖きよし光学こうがく院いんのエース、佐山さやま未來みき投手とうしゅは「立ち上たちあがりは少すこしコントロールが不安定ふあんていでしたが、2回かいからはストレート、変化球へんかきゅうともに低ひくめに集あつめることができました。ピンチでも、しっかり自分じぶんのいちばん自信じしんのある球たまを投げ込なげこもうと思おもっていました」と、みずからのピッチングを振り返ふりかえりました。

また、地方ちほう大会たいかいから調子ちょうしが上あがらない中なかで迎むかえた14日にちのピッチングについて、「ずっとエースは自分じぶんだという気持きもちがあるので、最後さいごまで投なげきるつもりでマウンドに立たちました。相手あいてに関係かんけいなく、自分じぶんのピッチングをしようと思おもっていたので、勝かてて率直そっちょくにうれしいです」と話はなしていました。

聖ひじり光ひかり学院がくいん安田やすだ選手せんしゅ「初球しょきゅうから振ふっていこうと思おもっていた」

聖ひじり光ひかり学院がくいんの3番ばん、安田やすだ淳あつし平ひら選手せんしゅは1回かいのタイムリーヒットについて、「ねらっていたスライダーが思おもっていた軌道きどうできたので、思おもいっきり振ふり抜ぬきました。1、2番ばんがつないでくれていい流ながれだったので、初球しょきゅうから振ふっていこうと思おもっていました」と振り返ふりかえりました。

次つぎの試合しあいに向むけては、「自分じぶんが打うつ打うたないではなく、ガツガツした姿勢しせいで負まけたくないと思おもっています。攻せめていく姿勢しせいでやっていきたいです」と話はなしていました。

横浜よこはま村田むらた監督かんとく「点差てんさ以上いじょうに押おされている感覚かんかくだった」

横浜よこはま高校こうこうの村田むらた浩明ひろあき監督かんとくは、「終始しゅうし、相手あいてを上回うわまわることができず、点差てんさ以上いじょうに押おされている感覚かんかくでした。守備しゅびでなんとか粘ねばって、攻撃こうげきでチャンスを作つくるという野球やきゅうをしたかったのですが最後さいごに1本ほんが出でず、勝負しょうぶ弱よわさが出でてしまいました」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

そのうえで、3年生ねんせいに対にたいしては「コロナの影響えいきょうもあってチームが厳きびしい状況じょうきょうの中なか、甲子園こうしえんに出でることができて宝物ほうもつ以上いじょうに大おおきなものをチームに残のこしてくれたと思おもいます。彼かれらの思おもいを引き継ひきついで新しんチームでは全国ぜんこく制覇せいはを目標もくひょうにゼロから練習れんしゅうしていきます」と話はなしていました。

横浜よこはま玉城たまきキャプテン「野球やきゅうができる喜よろこび改あらためて感かんじた」

横浜よこはま高校こうこうのキャプテン、玉城たまき陽よう希まれ選手せんしゅは、「相手あいて投手とうしゅの低ひくめの変化球へんかきゅうを見逃みのがそうとチームで話はなしていましたが、我慢がまんできずに振ふってしまうことが多おおく、最後さいごまで打うち崩くずすことができませんでした。去年きょねんも二に回戦かいせんで負まけてしまいこの壁かべを破やぶろうとやってきましたが、同おなじところで負まけてしまって本当ほんとうに悔くやしいです」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

そのうえで、「コロナ禍かで甲子園こうしえんで試合しあいができたことで、野球やきゅうができる喜よろこびを改あらためて感かんじることができました。後輩こうはいたちもコロナと向き合むきあいながらの野球やきゅう生活せいかつが続つづくと思おもうので、次つぎはコロナ禍かでも勝かてるチームを作つくってほしいです」とエールを送おくっていました。

横浜よこはま緒方おがた選手せんしゅ「去年きょねんの2回戦かいせん敗退はいたいを超こえられず悔くやしい」

横浜よこはま高校こうこうの2年生ねんせい、緒方おがた漣さざなみ選手せんしゅは、「去年きょねんの2回戦かいせん敗退はいたいを超こそうと、前日ぜんじつミーティングで話はなしていましたが、それがかなわずすごく悔くやしいです」と振り返ふりかえりました。

また、5回かいに一時いちじ同点どうてんに追おいつくタイムリーを打うったことについて「1点てん勝負しょうぶになると思おもっていたので、あそこでタイムリーを打うてたのは大おおきかったと思おもいます」と話はなしました。

そして、「3年生ねんせいには常つねに先頭せんとうに立たって引っ張ひっぱっていく背中せなかを見みせてもらったので、次つぎは自分じぶんが最上級さいじょうきゅう生せいとしてその背中せなかを後輩こうはいたちに見みせられるようやっていきたいです」と次つぎを見据みすえていました。

聖ひじり光ひかり学院がくいんのエースが見みせた進化しんか

第だい1試合しあい、強打きょうだの横浜よこはま高校こうこう打線だせん相手あいてに完投かんとう勝利しょうりを挙あげた聖きよし光学こうがく院いんのエース、佐山さやま未來みき投手とうしゅは、地方ちほう大会たいかいから調子ちょうしが上あがらない状態じょうたいが続つづく中なかで14日にち、先発せんぱつのマウンドに立たちました。

佐山さやま投手とうしゅは、低ひくめに投げ込なげこむコントロールと、緩急かんきゅうをつけた変化球へんかきゅうを武器ぶきに絶対ぜったい的てきなエースとしてチームを引っ張ひっぱってきました。