韓国軍は、
朝鮮半島有事を
想定した
アメリカ軍との
定例の
合同軍事演習を、8
月22
日から
行うと
発表しました。
演習では、
実際に
大規模な
兵力を
投入する
本格的な
野外機動訓練が
およそ4
年ぶりに
再開される
予定で、
北朝鮮の
強い反発が
予想されます。
韓国軍が、16日発表したところによりますと、アメリカ軍との定例の合同軍事演習は、8月22日から9月1日まで行われます。
朝鮮半島有事を想定した演習では、実際に大規模な兵力を投入する本格的な野外機動訓練がおよそ4年ぶりに再開される予定です。
米韓合同軍事演習は、北朝鮮との対話を重視した、革新系のムン・ジェイン(文在寅)政権下で、2018年の史上初の米朝首脳会談などを踏まえて中止されたり、新型コロナの影響を理由に規模が縮小されたりしてきた経緯があります。
これに対し、ことし5月に発足した保守系のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権は、米韓同盟に基づく抑止力の強化を目指す立場から演習を再び拡充する考えを示していました。
韓国国防省は、16日の記者会見で「合同軍事演習を正常化することで、米韓同盟を立て直し防衛態勢を強固にする」と強調しました。
韓国メディアによりますと、米韓両軍は、16日から事前の訓練を行っているということで、演習の中止を繰り返し求めてきた北朝鮮の強い反発が予想されます。