ウクライナのゼレンスキー
大統領は26
日、NHKの
単独インタビューに
応じ、ウクライナが
提唱した
和平案で
最も重視してきた
領土の
一体性などをめぐる
具体的な
議論を
関係国とともに
始め、ことし11
月末までに
和平に
向けた
行動計画を
作成する
方針を
明らかにしました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、首都キーウにある大統領府でNHKの単独インタビューに応じました。
この中でゼレンスキー大統領は「忍耐、支援、外交的圧力が戦争を正当に終わらせるための3つの要素だ」と述べ、戦争の終結に向けては軍を強化して戦い続ける忍耐とアメリカを中心とした軍事支援、それに各国が連携してロシアに対して行う外交的圧力という要素が欠かせないという考えを示しました。
そして紛争を凍結するようにという提案も非公式にあったとした上で、ロシアが領土を占領している現状のまま停戦を求める声には応じられないとして「戦争を完全に止めるためには弱い立場ではなくできるかぎりのことをする必要がある」と強調しました。
その上で、戦争の終結に向けた道筋について「大統領府や外交のチームに任務を与えた。計画は11月終わりまでに完成するだろう」と述べ、ウクライナが提唱した和平案で最も重視してきた領土の一体性や主権をめぐる具体的な議論を関係国とともに始め、11月末までに和平に向けて段階的にどのような行動をとるかまとめた計画を作成する方針を明らかにしました。