世界貿易機関(WTO)は15日、ヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏を次期事務局長に選出しました。WTOトップに女性が就くのもアフリカ出身者が就くのも初めてです。
オコンジョイウェアラ氏選出の前には、最終候補に残っていた韓国の兪明希(ユミョンヒ)・通商交渉本部長が選挙戦からの撤退を明らかにしていました。オコンジョイウェアラ氏の就任は3月1日で、任期は2025年8月までです。
エコノミストでナイジェリアの財務相を務めたオコンジョイウェアラ氏は欧州連合(EU)や中国、日本、オーストラリアなどから幅広い支持を集めました。米国はトランプ前政権時代に兪氏の支持を明らかにしていました。