変異した
新型コロナウイルスへの
感染が
各地で
確認される
中、
政府は
来月から
全国の
地方衛生研究所で
変異ウイルスを
短時間で
検出する
検査を
実施する
など、
国内の
監視体制の
強化を
図ることにしています。
変異した
新型コロナウイルスに
国内で
感染が
確認された
人は、イギリスで
報告された
変異ウイルスを
中心に、
今月25
日までの
時点で、
空港検疫で
見つかった
分も
含めて202
人となっています。
このうち日本でも見つかっている「E484K」と呼ばれる変異が確認されたウイルスはワクチンの効果が低くなる可能性が指摘されていて、専門家からは対策の強化を求める声が出ています。
菅総理大臣は26日、政府の対策本部で「来月から変異株を短時間で検出できる新たな方法の検査をすべての都道府県で実施し、国内の監視態勢を強化して引き続き十分に警戒していく」と述べました。
政府は変異ウイルスの遺伝情報を調べる「ゲノム解析」について、国立感染症研究所の人員を増やすなどして1週間当たり最大800件程度にまで解析能力を高めています。
さらに来月からは全国の地方衛生研究所で変異ウイルスを短時間で検出するPCR検査を実施できるよう態勢の整備を進めるなど、国内の監視体制の強化を図ることにしています。