システム障害によって28
日、
全国各地のATM=
現金自動預け払い機の
利用ができなくなったみずほ
銀行は、28
日夜のうちに
復旧作業を
終え、1
日朝7
時からATMを
稼働させました。
銀行によりますと、
これまでのところ、
トラブルは
起きていないということです。みずほ
銀行では、28
日午前、
システムに
障害が
発生し、28
日夜7
時半過ぎの
時点で
全国各地に
設置しているATMの
半分以上の2956
台が
利用できない
状態になりました。
影響はインターネットバンキングの「みずほダイレクト」にも及び、一部の取り引きができなくなりました。
銀行によりますと、システム障害は定期預金に関するデータの更新に伴って起きたということで作業を進めた結果、28日夜のうちにネットバンキングも含めシステムの障害は復旧しました。
みずほ銀行は、ATMに残ったキャッシュカードや通帳を取り出す作業を進め、1日午前7時からATMを稼働させました。
現在、全国のATMがすべて通常どおり稼働しているかどうか確認を進めていますが、これまでのところ、トラブルは起きていないということです。
みずほ銀行を巡っては、3つの銀行が合併して営業を始めた2002年の4月と、東日本大震災が発生した直後の2011年3月の2度にわたって大規模なシステム障害が発生しいずれも金融庁から行政処分を受けました。
再発防止に向けて、2019年、基幹システムを刷新しましたが、再びシステム障害を起こしたことになります。
28日は、ATMに預金通帳などが取り込まれたままになり、長時間待たされた利用客から「対応が遅い」などという声も出ており、みずほ銀行の首脳は1日朝、NHKの取材に対して一連の対応を検証する考えを示しました。