河野外務大臣は
訪問先のドイツでロシアのラブロフ
外相と
会談し、ことし
5月に
行われる
見通しの
首脳会談で
北方領土での
共同経済活動で
具体的な
成果を
出すため、ロシア
大統領選挙直後の
来月下旬に、
東京で
外相会談を
行い
協議を
加速させることで
一致しました。
日本時間の
16日夜、ドイツのミュンヘンで
行われた
日ロ
外相会談でロシアのラブロフ
外相が、ことし
5月に
行われる
見通しの
日ロ
首脳会談について「
安倍総理大臣のロシア
訪問が
成功裏に
行われるよう
全力で
努力していきたい」と
述べたの
に対し、
河野外務大臣は「
2国間のさまざまなプロジェクトを
前に
進めるためにしっかりと
準備したい」と
応じました。
そして北方領土での共同経済活動で具体的な成果を出すため、来月18日のロシア大統領選挙直後の21日に東京で外相会談を行い、協議を加速させることで一致しました。
一方、河野大臣は、ロシア軍が北方領土で行った軍事演習などについて日本の立場と相いれないと抗議しました。
また、河野大臣が北朝鮮への圧力を最大限に高めるべきだと強調したのに対し、ラブロフ外相は朝鮮半島の非核化を目指す立場に変わりはないという考えを示しました。
これに先立って河野大臣は、EU=ヨーロッパ連合で外交や安全保障を担当するモゲリーニ上級代表と電話で会談し、安全保障分野などで協力を進めることで合意しました。