手の甲に貼り付けて、センサーが計測した心電図の波形を表示させたり、家族からの簡単なメッセージを受け取ったりするなど、さまざまな応用が考えられるということです。厚さが1ミリで肌に直接貼り付けられる薄型ディスプレーを開発したのは、東京大学の染谷隆夫教授らの研究グループです。
ディスプレーは、ゴム製で小型の発光ダイオード、マイクロLEDが埋め込まれ、最も大きいもので、縦6センチ横10センチの画面に簡単なマークや動画を表示できます。伸び縮みすることから手の甲などに直接貼り付け体を動かしても違和感がないということです。
これを使えば、センサーが計測した心電図の波形を、自分の手の甲に貼り付けたディスプレーに表示させたり、家族などから送られてきた簡単なメッセージを見たりするなどさまざまな応用が考えられるということです。
染谷教授は「スキンディスプレーを使えば、お年寄りから子どもまですべての世代の人が情報によりアクセスしやすくなり、生活の質の向上が期待できる」と話しています。