「攻せめた結果けっかだから後悔こうかいはない」16歳さいの岩渕いわぶちは前まえを向むく

新しん種目しゅもくのビッグエアは、急斜面きゅうしゃめんを滑り降すべりおりて空中くうちゅうに飛び出とびだし、技わざの難易なんい度どや完成かんせい度どなどを１いち０ぜろ０ぜろ点てん満点まんてんで採点さいてんします。決勝けっしょうでは１いち２に人にんが３さん回かいずつ滑走かっそうし、それぞれ高たかいほうから２に回かいの得点とくてんの合計ごうけいで競きそいます。

岩渕いわぶち選手せんしゅは、決勝けっしょうの１いち回かい目めでは利きき足あしと逆ぎゃくの足あしで踏み切ふみきって２に回転かいてん半はんする技わざ、「ＣＡＢ９きゅう０ぜろ０ぜろ」をしっかりと決きめて全体ぜんたいの４よん位いにつけ、好こうスタートを切きります。

メダル獲得かくとくを目指めざして臨のぞんだ２に回かい目めには、１いち回かい目めの技わざより難なん度どの高たかい、縦たてに２に回転かいてんしながら横よこに３さん回転かいてんする「バックサイドダブルコーク１いち０ぜろ８はち０ぜろ」の大技おおわざにチャレンジします。しかし、着地ちゃくちで手てをついてしまい得点とくてんを伸のばせません。

それでも攻せめの姿勢しせいを崩くずさず、最後さいごとなる３さん回かい目めにも着地ちゃくちを失敗しっぱいした２に回かい目めと同おなじ、「バックサイドダブルコーク１いち０ぜろ８はち０ぜろ」を選えらび、あくまでレベルの高たかい技わざでの勝負しょうぶにこだわりました。しかしここでも着地ちゃくちを決きめられずに得点とくてんを伸のばすことはできませんでした。

結果けっかはメダルにあと一いち歩ほ及およばない４よん位いでしたが、岩渕いわぶち選手せんしゅは、「３さん本ほん目めは勝かちたくて攻せめた結果けっかだから、やったことに後悔こうかいはしていない」と振り返ふりかえりました。

そして今後こんごに向むけては「メダルに届とどかず、すごく悔くやしい結果けっかになってしまったが、これが今いまの自分じぶんの実力じつりょく。もっと練習れんしゅうしてまた４よん年ねん後ごにチャレンジしたいので、精神せいしん的てきにも技術ぎじゅつ的てきにも心こころ、技わざ、体からだ、ぜんぶ今いまよりもっと強つよくなれるようにこれから頑張がんばろうと思おもいます」と話はなしました。

まだまだ伸のびる１いち６ろく歳さいは、攻せめの姿勢しせいを忘わすれることなく４よん年ねん後ごの北京ぺきん大会たいかいに向むけて成長せいちょうを続つづけます。